住宅耐震診断・メンテナンス診断のご案内
①住宅耐震診断
昨今の日本各地での大地震の頻発や、また近い将来に予想されます巨大地震に対する国民の不安感は日毎に増すばかりです。 また、新耐震基準が適用される昭和５６年以前の建物や、それ以降の建物でも完了検査を受けていない建物などではかなりの割合で大地震において危険な状況にあるという結果がでております。
またこうしたことに付け込み、悪徳リフォーム業者の活発化も各報道メディアでご案内のとおりです。
こうした不安を解消するため、住宅耐震診断を行なわせていただきたいと存じます。 （通常料金￥３１，５００／件）
実際の診断におきましては、建物の間取りバランス、耐力壁状況、コンクリート基礎や外壁の状況などを実際に調査した上、コンピュータによる簡易診断を行い、危険性が高いと思われた物件につきましてはさらに詳細データを入力してコンピュータで荷重応力等を計算し精密診断いたします。これにより、大地震の際にどの柱に何トン程度の引き抜き力が発生するか等が判明しますので、後日それらに対する補強工事をご検討いただく、という流れになります。
建物の構造強度基準は昭和５６年と平成１２年の建築基準法の大改正により大きく変化しております。 建築当時の基準で建てられた住宅が今でも安全とは限りません。これを機会にぜひ安心してお住まいいただけるよう耐震診断をされてみてはいかがでしょうか。
耐震診断をご希望の方はメールにてお問い合わせください。（耐震診断には半日～１日ほど要するため、大変申し訳ありませんがスケジュール的にご希望の期日には実施できない場合もございますがご了承ください）
対象となる建物は木造平屋～２階建てで、鉄筋コンクリート造などの部分が含まれる混構造でないこと、あらかじめ日時を打ち合わせのうえ、現況調査のため立ち入らせていただけるものといたします。 （尚、２ｘ４などの壁式工法の建物については簡易診断のみとさせていただきます。）
調査は非破壊調査で、壁や天井をはいだり壊したりすることなくできる範囲で行います。
前もって建物図面や建築許可を受けた際の書類（確認申請書の写し）などを準備していただければ実地調査の時間が大幅に短縮され、１時間程度で終わります。 図面等がみあたらない場合は間取りや現況調査のためさらに若干お時間をいただきます。その後コンピュータへのデータ入力を経てお客様に簡易診断結果をお知らせします。 不幸にして結果が思わしくなかった場合はさらに精密診断のためのデータ入力にもう一日いただき、その結果や耐震補強工事が必要な場合はその方法を説明いたします。
報告書例②住宅総合メンテナンス診断
１０年ほど前より、当社で建築させていただいたお客様へは５年目をすぎ１０年目ころまでの建物について、健康診断の意味合いを込めて総合メンテナンス診断にうかがわせていただいておりますが、ほぼ全てのお客様から好評をいただきました。 つきましてはこれを常時体制とし、ご希望の方には住宅総合メンテナンス診断を無料でさせていただくことといたしました。
具体的な点検内容は、一度受けられた方はお分かりのことと存じますが、
1.レーザーレベルによる建物のゆがみ等のチェック・建具の建て付けのチェック
2.外装・内装材・塗装面・防水他の老朽化チェック
3.設備関係のチェック
4.木部の腐朽・コンクリート劣化等・その他のチェック
5.その他、総合的な工学的判断によるアドバイス
等などとなります。これらもすべて非破壊検査の範囲で行います。
所要時間は９０分程度で、日時を打ち合わせのうえおじゃまし、チェックシートに基づき点検・診断いたします。 結果はその場で書面で報告し、わかりやすく説明いたします。
以上、２点につきご案内申し上げます。