構造について


 【主要な構造】

 私達の造る建物のうち、もっとも一般的な住宅用の木造建築については、在来工法を基本
としています。 これは私たちが在来工法の建物を40年間やってきた会社であるため、その
すべての経験とノウハウを利用できるためです。

 ツーバイフォー等の壁式構造は特別な場合を除き申し訳ありませんがお引き受けできません。

 在来工法は土台・柱・梁などのフレームを組み立てて造る工法で、日本だけではなく海外でも
古来からポスト・アンド・ビーム工法として建てられてきた工法です。

 これに耐震性を持たせるため、筋違・耐力パネルなどを組み合わせます。 その取り付け
位置や取り付け量は建築基準法で定められている基準を満たすほか、上位基準である住宅性能
評価基準を満たしています。

 よく、耐震性能でツーバイフォー工法と在来工法の差が引き合いに出されますが、通常の設計
で正規の施工をされた在来工法の住宅が2x4工法の住宅に引けをとることはまったくありません。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造に関しても同様で、今のところ木造以上に耐久性のある住宅構造は
ないというのがプロのあいだでは常識です。

 現在の在来工法は改良され進化し続けており、在来というと古臭い工法のように思っている方も

多いのですが、現在では古くからの伝統的な在来工法というより新在来とでも呼ぶべきものです。

2x4などの枠組み工法や他の工法の良い点を取り入れ在来工法の良さをさらに生かす工夫がさ
れています。 

 私達は、コンピューターによる構造計算を全件で行っています。 柱1本1本にかかる重量や
地震時に想定される引き抜き力なども算出したうえでさらに経験値による安全係数を加味し
安全に必要な数量や、部材の大きさを決定しています。

 これらの図面・計算はすべて提示のうえ説明させていただいております。

 基本的には住宅性能表示制度でいうところの耐震性最高等級3を標準としています。
 建築基準法の強度規定はあくまでも最低基準ですので、通常審査で求められることのない
床剛性のチェックなども全件標準でおこなっています。

 また、基本的には耐震構造、または制震構造です。 免震構造は検討した結果、工事費用
が非常に高くなること、軟弱地盤では採用できないこと、メンテナンスが必要で免震部材に
寿命があること、他などから採用しておりません。

 制震構造についてはGVA工法を採用しています。




断熱方法は弊社オリジナルの外断熱工法またはそれにアイシネン等の充填吹きつけ断熱工法を
プラスしたものを基本としています。
基礎断熱は独自の外断熱を行い、できるだけ地中熱を取り入れた工法を採用しています。

また新築の場合はすべての物件で地盤測定・気密測定・ホルムアルデヒド測定をおこなって
います。